昨日のTVの経済ニュースは、これでもちっきりだった。

ニッポン放送をTOBで35%を取得!
拒否権を行使できる株式パーセンテージだ。

買収金額700億円!!!

最近のライブドアは、上昇・拡大志向が従来志向の日本企業の中にあって、群を抜いている。
TOBと、M&Aが、経営の重要な柱になっている。


アメリカを追随している日本企業だが、風土の違いで日本式経営に特化して、効率を上げてきた。
しかし、その旧態依然とした日本経営が、バブルを過ぎて10年以上たった今に、いろんなひずみをあらわにしている。

堀江さんの拡大思考は、あと10年は続くのだろう。
体力・気力が年齢的に、一番耐えられる年齢である。

何も端で口あけて見物しようなどとは思っていないが、革命の前夜にはこういう人物が必然である。



先日のNHKスペシャルは、考えさせるものだった。
日本のフリーターが、漸増しているということで、下請けの製造業を底辺から支えているという。

100万人といっていた。すごい数である。
また、フリーターを募集する人材派遣会社は、1000億円規模の市場らしい。

しかし、TVを見てて背筋が寒くなった。
実態は、出稼ぎとなんら変わらないのだ。製造業にとっては、フリーターの人格なんて関係ない。
ただ、必要なのは、工場で働くための適性、つまり手先の器用さだけなのである。

日本全国を、あちらからこちらへ、と製造業の担当課長の一声で、有無を言わさず無条件に移動させられるのである。
当たりまえだが、時間賃金さえ出せば、納期と品質さえ下請けに厳守してもらえば何を命令(?)やらせてもいいという考えであろう。

いやだと、お帰りください、ということらしい。

最近の製造業は、労務管理など考えなくていいらしい。あくまで人材派遣会社の管理下でフリーターをコントロールしてもらって、ジョブごとに一括請負という契約らしい。

それでいて、フリーターの賃金は正社員の半分らしい。
残業が40Hぐらいあれば、20代で平均23,24万円になるらしい。最終的な手取りは、18万円前後になるらしい。

そうすると残業がなかったら、どうなるの?
手取り10万円ちょっとになるのだろう。

半年の派遣契約で、最後まで残っているのは半数だという。
こういう現実に、100万人という、20代のフリーターはどう思っているのだろう。

だれかが、言ってた。
日本は、そのうち年収100万円時代になる、と・・・


日本のこういう若い層が増えてくると、ほんとにキャリアとか、ノウハウとか、身につかなくなる。
こういう人たちが、中高年になったら、それこそ今の中高年以上に悲惨になることが予想される。

そうなると、日本の経済力もだんだん先に衰退していくことが、明らかに見えてくる。


「今日も、どこかで、人も物もめまぐるしく漂流を続ける!」


そう意味での、20代世代の若者には、インターネットという神様がくれたチャンスがある。
大いに奮起して、挑戦してもらいたいと思う。


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